【相続登記】Q.相続登記には期限はないのだから、急がなくてもいいですか?

ご相談時の状況

県外に住む男性からのご相談です。

「5年前に亡くなった父名義の実家の土地建あります。昨年に母が亡くなってもう誰も住んでおらず、空家になっています。

私らきょうだいは県外に住んでおり誰も実家に戻る予定がないので、いずれは建物を取り壊して土地を売却しようと思っています。

ゆっくり売却先をさがそうと思っていますが、いつ買い手が見つかるか判りません。
土地建物の相続の登記には期限がないとききました。

相登記をするのはいつでもいいんですよね?」

相続登記の要否についてのお問い合わせでした。

当事務所からの提案と具体的な解決策

答えはノーです。
すぐに相続登記を検討していただくようお願いしました。

相続登記は確かに期間の制限がありません。
しかし放置するメリットは全くありません。

亡くなったお父様の名義のままでは売却することが出来ませんので、売却の前提として相続人の誰かお一人もしくは相続人の共有名義で登記しておく必要があります。

さて、現時点では、ご兄弟は全部で3人で皆さんお元気で仲良くしているとのことですが・・・しかし?

ケース1)もしも相続登記をする前にご兄弟のうち誰か一人が亡くなられたらどうなるでしょう?

⇒亡くなられたご兄弟の代わりに、その配偶者とお子様たちの全員から必要な書類(遺産分割協議書等)に署名捺印と印鑑証明書をもわらわなければならず、場合によっては話合いがまとまらないこともありえ、非常に手間と気苦労がかかります。

ケース2)もしも相続登記をする前にご兄弟のうち誰か一人が、不慮の事故等で判断能力を失ったらどうなるでしょう?

⇒そのご兄弟の実印や署名を冒用することは犯罪ですし、民法上も無効です。
 正しい手続きを踏むには、そのご兄弟のために家庭裁判所から成年後見人を選任してもらい、家庭裁判所の関与のもとでないと相続登記ができなくなってしまいます。(しかもそのご兄弟には法定相続分相当額の相続分を必ず確保させなければなりません。)こちらも手続きのための相当な時間と費用を要することになってしまいます。

買い手がみつかってから相続登記、では遅すぎるのです。

 

当事務所に依頼をした結果

上記のような放っておいた場合のリスクをご説明し、ご納得のうえ相続登記の依頼を受けました。
おっしゃるように皆さん仲良し兄弟であったので、書類の調印もスムーズに運びました。

登記手続きだけでなく、地元の不動産業者も当事務所からご紹介したところ、タイミングもよかったのかすぐに買い手が見つかりました。
満足のいく代金での売買のすえ、ご兄弟仲良く代金をお分けになり大変喜んでおられました。

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